おひとりおひとりのご要望や自主性を尊重して、その方がベストな環境で過ごせるようにサポートいたします。

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理念

共生の郷を願って

人間の生きがいは、「自分が他人から認められていることを実感できる喜び」であろう。
それぞれがお互いを大切な存在として認め合い、協調しながら生活できる共同体になれば、 どんなに心が癒され、優しくなれることか!
生まれてから死ぬまでの誰もが通る一本の道に、子ども、大人、障害者、健常者、高齢者という 言葉で区分けせず、共に生きたい。我々の住む新居浜の神郷地区から人と自然と芸術との共生を 基に、優しい絆で紡ぐコミュニティを作ることを願っています。

理事長挨拶

利用者とともに、地域のパートナーとして・・・


社会福祉法人すいよう会の「すいよう」は、新居浜の眼前に広がる燧灘(訓読み・ひうちなだ)に由来しています。燧灘(音読み・すいよう)の語源は、急潮流にぶつかり飛び散る潮が、火打石の発火の状態に似ている所から名付けられました。すいよう会は、利用者にとって生きていく上での起点としたいという強い願いを込めて名付けられました。

 みなさまにすいよう会のことを知って頂きたく、すいよう会の「大切にしてきたこと」と「すいよう会が目指すこと」についてお伝えさせていただきます。

すいよう会が大切にしてきたこと

(1)目の前の人のニーズに応える
(2)自己選択、自己決定を尊重する
(3)「笑顔」と「ありがとう」を共に
(4)地域の方々のご理解とご協力をいただきながら

(1)目の前の人のニーズに応える

 社会福祉法人すいよう会は、1991年10月知的障がいがある方の就労支援事業を行うために発足しました。当時、学校を卒業しても就職が出来ず、日中の行き場がない障がい者の多くの方は、施設に入所するか、家に居るかのどちらかでした。
働きたくても働けない。社会性等を身に着けようにも、そんな場所はない。
学校を卒業して行き場がない知的障がい者の方の親と、その事を憂う教員OBの方、地域の方が協力して、自力で小さな無認可の作業所を作っていました。その小さな作業所を福祉制度で認可される施設にするために、また、同じ困り事を抱えている方のニーズに応えるために、無償で土地を準備し、社会福祉法人を設立し、新しく建物を建てて1992年に認可施設としたのが、渡辺正司(まさつか)初代理事長です。

開業医でもあった渡辺正司初代理事長は、外来受診に来るたくさんの患者さんから、介護に関するお困り事の相談も受けていました。
地域で歩いて行ける距離に高齢者施設がないため、再び土地を用意し、地域の様々な方にご協力いただき、1996年に特別養護老人ホームを開設しました。

社会福祉法人すいよう会は、目の前で困っている人のニーズを何とかするために、福祉事業を展開してきました。

新しい事業を興すときには、必ず特定のご利用者の顔が浮かんでいます。その人のニーズに応える事業は、地域にいらっしゃる似たような誰かのニーズにも対応できると考えています。

これからも、社会福祉法人すいよう会は、目の前の方のお困り事を何とかするために努力を続けます。変化し続ける地域の福祉ニーズに応じて、法人の事業もサービスの内容も変化し続けていきます。

(2)自己選択、自己決定を尊重する

時代の流れとともに、社会の課題も変化し、福祉は「最低限の生存や生活を保証する」レベルから、「それぞれの個性を尊重した生活の支援」にシフトしてきました。

また、人種、性別、外見、性格、障がいなどによる差別を受けない多様性が重視されるようになるとともに、人生100年時代を迎え、多様な生き方や働き方を認める時代となり、社会の中で生きづらさを抱えた人も多様化しています。

自分の人生の主人公は自分です。

自分で選んだことの積み重ねが自分らしさを作ります。私たちは関わる全ての人に対して、自分で考え、自分で選び、自分の決めたことに責任を持つ主体的で自律した生き方を支援します。

(3)「笑顔」と「ありがとう」を共に

 自分一人ではできないことも、同じ目的を持った人が集まり、協力すればできることがあります。同じ目的を持つ人が集まって、すいよう会という組織が成り立っています。

一度しかない自分の人生を、自分らしく、「自分の大切にしたいこと」を大切にして生きたいと願い、それを実現するために、福祉、介護、保育事業を通じて「認め合い、支え合い、感謝し合い、笑顔で暮らす地域づくり」に関わる人が集まってできているのが、社会福祉法人すいよう会です。

一人では解決できないこともチームでなら解決できることもあります。

「一人ひとりが一度しかない人生を生き抜いているかけがえのない存在である」という存在そのものを認め合うこと。そのうえで「人はそれぞれ違うこと」を認めあい、それぞれの得意を活かし、不得意を補う行動で支えあうチームを目指します。

支援はいつも一方的なものでなく、双方向のものです。「支えていたつもりが、支えられていた」「あげたつもりが、大切なものをいただいていた」という体験をいつも意識し、誰に対しても「笑顔」で「ありがとうございます」と感謝しあう信頼関係で結ばれたチーム作りに努力しています。

(4)地域の方々のご理解とご協力をいただきながら

1992年のすいよう作業所開設以来、30年を超えて作業所のご利用者と交流を続けてくださっている地域の方々は、障がい者福祉を深く理解してくださり、様々な場面で協力してくださっています。

おかげさまで2025年、すいよう作業所は、地区の山際から、より住宅地の中へと移転します。

社会福祉法人すいよう会は、中郷(なかごう)とよばれる地区にたくさんの事業が集中しています。事業用地は、お譲りいただいたり、お貸しいただいたりして、事業を展開してきました。地元の地主さんたちのご理解とご協力の賜物です。

すいよう会の事業が増えるたびに、自宅の前の交通量が増える方がいらっしゃいます。以前は車がほとんど通らないため、自宅前の道路で孫を遊ばせる事もできていたのに、今では、職員の出退勤や通所事業の送迎車の頻繁な往来で、危険な道路に変わってしまっています。

近所の福祉施設は、利用している時にはメリットがあっても、利用していない時には、迷惑な事もたくさんあります。

清濁を併せ飲んで、福祉事業の推進にご理解とご協力をいただいている地域住民の方々に支えられて、社会福祉法人すいよう会は事業を続けています。

すいよう会が目指すこと

(1)人間性をベースに「思いやり」と「専門性」を発揮する人材の育成
(2)全体最適を意識した持続的な地域福祉の向上
(3)ニーズに応じた地域包括ケアシステムへの変化
(4)職員処遇の向上と時代に応じた福祉サービスの提供

(1)人間性をベースに「思いやり」と「専門性」を発揮する人材の育成

 法人を構成するのも「人」、福祉サービスを提供するのも「人」です。地域のために有益な法人や事業を後世に残すことは、「人」を残すことに他なりません。

 時代が進むに連れて様々な研究も進み、あらゆる分野で専門性が深まっています。たくさんの情報が溢れる中、確かな根拠に基づく専門的な情報をわかりやすい言葉で提供してくれる専門職は、とても心強い存在となります。

 人間性をベースに「思いやり」と「専門性」を発揮する人材の育成を目指します。

(2)全体最適を意識した持続的な地域福祉の向上

2035年以降、団塊の世代が85歳を超え、高齢者のための社会保障費と介護のニーズ、1年間に亡くなる人の数が日本史上最大になることが見込まれています。

 少子化も加わり、年金、医療保険、介護保険など制度の持続可能性を高める取り組みが求められています。

 「働く人は減る。介護が必要な人は増える。」この揺るぎない事実を前にして、それでも私たちは、ご利用者と、「笑顔」と「ありがとう」を共にする生活を目指さなければいけません。

マンツーマンの手厚い支援は理想的ですが、少子高齢化が進み人口減少していく地域においては、人手にも制度の財源にも限りがあります。

目の前のお一人お一人を大切にしつつも、全員にとって良いことが続けられることを目指して、社会保障制度を続けていくために国が示す方針を理解し、未来を予測しながら、職員だけでなく、あらゆる人の力をお借りしながら、また、人手に頼らない道具や環境面での工夫をしながら、地域に発生する課題の解決を地域にお住まいの方々と共に目指します。

(3)ニーズに応じた地域包括ケアシステムへの変化

社会福祉法人すいよう会は主に、障がい者福祉や介護、保育など、自分ひとりの努力ではどうすることもできない事態を社会全体で支えるために国が整備した社会福祉事業を通じて、社会に貢献します。

 医療・介護・福祉はこれまでの歴史の中で、それぞれの専門性も向上し、専門分化も進んできました。これまでの医療・介護・福祉とこれからの医療・介護・福祉は全く別物だという前提で、新たなニーズに対応していかなければいけません。

 日本地域包括ケア学会の田中滋理事長は、「地域包括ケアシステムに完成はない」と言われています。地域包括ケアシステムは、地域のニーズに応えるための手段であるため、時代の変化と共に地域のニーズが変化する以上、地域包括ケアシステムもそれに応じて変化し続けるものだということです。

 地域包括ケアシステムを充実させることが社会福祉法人の使命です。
社会福祉法人すいよう会も、障がい者、高齢者、子どもといったこれまでの福祉の範囲だけでなく、生きづらさを感じる人たちのニーズに対応すべく、変化を続けます。

(4)職員処遇の向上と時代に応じた福祉サービスの提供

社会福祉法人は非課税法人です。その利益は、税金を納めるかわりに、次の社会福祉事業に投資し、地域の社会福祉の向上に努めることが求められています。
国が単価を決める公定価格で事業を行い、職員の処遇を改善し、かつ、設備やサービスを更新するための利益も確保しなければなりません。

「収入」は、地域に貢献した成果の総額。ご利用者の幸せに貢献した金額。
「人件費」は、職員の幸せに貢献した金額。
「利益」は、新たな設備やサービスを実現するためのエネルギー

この3つを、毎年少しずつでも同時に増やし、地域福祉のために一所懸命に働く職員処遇の向上と、時代に応じた福祉サービスの提供を目指します。

以 上

社会福祉法人すいよう会理事長
矢野 健吾

情報公開

法人概要

名称社会福祉法人すいよう会
所在地〒792-0886
愛媛県新居浜市清住町1番36号
代表者理事長 矢野 健吾
電話番号0897-46-5353
FAX0897-46-5351
関連機関■医療法人 諒真会 いまなかクリニック
■医療法人白愛会 白石歯科医院
すいよう作業所後援会
アソカ園家族会
株式会社ディグ・ウェル
森の泉

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